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歯列矯正

歯列矯正について

当院の使命は、あなたに思いきり笑ってもらえるようにすることです。そのためには見た目だけでなく、機能面でも快適になってもらうことが大切です。当院は歯並び矯正ではなく顎の位置の矯正を行っています。歯並び・噛み合わせを気にしている方は是非最後まで目を通してください。
 

歯並びが良くないと起こり得る問題点

良くない歯並び(不正咬合)の悪影響は、見た目だけではありません。以下の様な問題が起こってきます。
・見た目の問題。
・むし歯や歯周病にかかりやすい。
・食べ物が咬みにくい。
・早食いもしくは食べるのが遅くなる。
・口呼吸である。
・いびきをかいたり睡眠時無呼吸症候群になりやすい。
・発音しにくい。
・顎の成長・顔の形に悪影響がでる。噛み合わせ症候群になりやすい。

見た目について

笑った時・会話する時に見える歯並びが、良いか良くないかで相手からの印象はまったく異なります。何の気兼ねもなく笑えるとどんなに良いことでしょう。

むし歯と歯周病について

このどちらも細菌感染症です。歯磨きを適切に行うだけでなく、食生活を整え、口の中の環境を原因菌が住みにくい状態に変えていかなければ、コントロールすることが難しい病気です。

歯磨きについていうと、歯が傾いていたり、他の歯と重なっていると完全に磨くことは至難です。磨き残しは細菌の繁殖につながり、むし歯になったり歯石がついて歯周病になったりします。
特に歯周病は全世界で最も多くの人がかかる感染症としてギネスにも登録されています。 日本人が歯を失う原因の第一位でもあります。
ダルマ落としのように、要因が積み重なって、ある閾値を超えるとむし歯や歯周病になります。
歯並び矯正をして、歯磨きやするすることはむし歯・歯周病を予防するために大変意味のある事です。

食べ物を嚙みにくい

歯並びや噛み合わせが良くないと、食べ物をきちんと正しく咀嚼できません。しかも口呼吸のことが多いです。口呼吸と食物を噛むとこを同時にすることはできません。そのため息継ぎのためによく噛まずに飲み込んだり、丸飲みするクセがついてしまうため、消化に良くないだけでなく、胃腸にも絶えず大きな負担をかけることになります。

口呼吸してしまう

生まれたての赤ちゃんは皆鼻呼吸です。鼻呼吸だと鼻腔を通る際に空気は鼻毛や粘液によってある程度フィルターにかけられ、温められてから肺に入ります。
しかし口呼吸は汚れた空気をそのまま体内に取り込むことになるために、身体の免疫がフル活動して細菌やウイルスを除去するために、免疫力の疲弊を招きます。外気温のまま取り込みますので、体温も下がります。低体温は、身体を動かすためのエネルギーを作り出すミトコンドリアの活動低下につながります。

睡眠時無呼吸症候群

歯並びが綺麗に並ばない原因の一つに舌が上手く使えていないことがあります。不正歯列の場合大抵舌が正常な位置にありません。低位舌と言います。この状態ですと舌の機能が不十分であるため、仰向けになった時に舌が重力で喉の方に落ちて、気道を狭めてしまいます。それによりいびきをかいたり無呼吸症候群になりやすくなります。
しかし口呼吸は汚れた空気をそのまま体内に取り込むことになるために、身体の免疫がフル活動して細菌やウイルスを除去するために、免疫力の疲弊を招きます。外気温のまま取り込みますので、体温も下がります。低体温は、身体を動かすためのエネルギーを作り出すミトコンドリアの活動低下につながります。

発音障害が生じる

噛み合わせの状態によっては、様々な発音障害が生じます。本人は正確に話しているつもりでも、まわりの人には聞き取りにくいこともあります。

噛み合わせ症候群

噛み合わせに問題があることに併せて起こりやすい問題が、顎の偏位、頭痛・顎の痛み・肩や首の凝り・開口障害・開口制限・歯の破折です。これ等の症状をまとめて「噛み合わせ症候群」と呼んでいます。
顎の偏位(ズレ)について説明します。顎を動かす筋肉にとって、一番噛みやすい位置で咬めるのが理想ですが、歯並びが原因で理想的な顎の位置からズレた位置でしか噛めない状態のことを言います。
顎の位置のズレに対して許容範囲広い方は、多少ズレた位置でも、そこに顎の筋肉が順応して問題なく噛めます。しかし許容範囲の元々狭い方や、歯を失うことで顎の偏位が大きくなった方は、噛み合わせ症候群になりやすいです。
あなたが悩んでいるその痛みは、実は咬み合わせが原因で起こっているのかもしれません。一度精密な顎の位置の検査(ニューロマスキュラー検査、3万円+税)を受けてみることをお勧めします。
当院の副院長は国際顎頭蓋機能学会の認定医であり、噛み合わせの専門家です。歯科医師向けのセミナーの講師も行っています。
むし歯でもない、耳鼻科領域も問題がないのに起こる痛みが、実は咬み合わせが原因で起こるものであったという患者さんを何人も拝見しています。

当院の顎のズレを治す矯正治療症例

当院の歯列矯正にはMEAWテクニックというシステムを採用しています。マウスピース矯正や舌側矯正などが巷では流行っていますが、敢えてこの矯正システムを使っています。その理由は続きを読んでいただければ、ご理解いただけるかと思います。
理想的な歯並びは、舌の形をしています。不正歯列の方のほとんどは、舌が正常に使えていません。正しい舌の位置は、上あごの天井(口蓋)に常に接触している位置です。舌が口蓋についていないと、歯は頬に押されて、舌側に傾斜してしまいます。これを狭窄歯列と呼びます。

正常歯列

狭窄歯列

 
下顎後退症は日本人が最も多く悩んでいる不正歯列です。前述の狭窄歯列の方は、ほぼ皆さん下顎後退症です。下顎の歯並びは上顎の歯並びに順応します。ですので、下の図のように上顎が狭窄歯列だと下顎は黄色い点線のところでしか噛めません。車と駐車場をイメージすると分かりやすいかもしれません。上顎は駐車場、下顎は車です。前方に行くにしたがって狭くなる駐車場だと車を壁にぶつけたくないので、後方に車を駐車せざるを得ません。
歯並びも同じように、本当はもっと前方で咬みたいのに、上と下の歯が干渉してしまうので、後方で咬まざるを得ません。歯の生え変わる小学生の頃から下顎が後退した位置で骨が成長することになります。下顎が後退した位置は喰いしばりやすく、顎関節症(開口時雑音、開口制限、顎の痛みなど)になりやすいです。
当院の歯列矯正では、小臼歯抜歯はほとんど行いません。なぜなら中間歯を抜歯することは舌が口蓋に収まるスペースがなくなるからです。それは舌の後退を招き、いびきや無呼吸症候群になりやすくなります。また下顎の偏位も十分に治せない可能性もあります。抜歯の前に、顎の偏位に対して許容範囲が広いのか狭いのかを精査する必要があります。
MEAW矯正では、3次元的に歯を精密に動かすことが出来るために、ほとんどの症例で中間歯を抜歯しなくて済みます。ただし親知らずは抜歯します。また中間歯でも抜歯する必要がある場合は抜歯します
下の図のように上顎の歯列を拡大すると、下顎も大きな歯列にすることが出来ますし、後退位から前方に誘導するための余裕ができます。下顎を顎の筋肉にとって楽な位置に誘導するには、事前の検査で正しい顎の位置を調べ、その位置で歯を新たに並べなおす必要があります。従来のワイヤー矯正でこれを行うことは大変複雑な過程を踏む必要があります。私にはできません。
しかしMEAWですと、術者の意図する細かな歯の移動ができるので、下顎の誘導もしやすいです。

症例1 下顎後退症

食いしばりの自覚と顎のだるさ、さらには肩こりにも悩んでおられました。
矯正により、顎の筋肉にとって一番楽な位置で咬めるようにしました。中間歯を抜かなくても歯列を大きくすることで、上顎前歯の突出感も改善し、肩こりも消失しました。この方は上顎の前歯が突出していわゆる出っ歯になっていたのではなく、下顎が後退していたために突出して見えていたのです。
治療期間 2~3年
治療費 117,700~1,212,200円
治療に伴うリスク 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

症例2 下顎後退症・叢生

この方は症例1の方よりも前歯の突出感はありませんが、検査の結果下顎が後方に後退していました。食いしばりと顎のだるさ肩こりを訴えておられました。
中間歯を抜歯することなく矯正を終え、顎のだるさと肩こりも改善しました。
治療期間 1.5~3年
治療費 1,060,950~1,212,200円
治療に伴うリスク 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

症例3 開咬・下顎後退症

開咬とは、噛んだ時に奥歯だけが当たり、前歯が噛み合わない状態の事です。顎が成長する際に後方(奥歯部)の垂直的成長に対して、前方(前歯部)の垂直的成長が追い付かなかった場合に起こります。
それは口を閉じる筋肉の機能や舌の機能が弱いことで発生します。この方は開咬だけでなく、くいしばりによる顎のだるさを訴えておられました。検査をすると下顎は若干後退位でした。
開咬は従来のワイヤー矯正では治療が難しいとされていますが、MEAWは元々開咬を治すために開発されたので、比較的に早く治ります。この方は術後顎のだるさもなくなりました。麺類も噛み切れるようになりました。
以上、ほんの一部ですが代表的な症例を紹介させていただきました。治療期間については、歯並びの状態、歯の動きやすさによって個人差があります。検査をしたうえで、目安の期間をお話させていただきます。
見た目の美しさも大切ですが、何より機能的に健康な噛み合わせであることが第一と考えます。まずは顎のズレがないか検査を受けてみられることをお勧めします。
治療期間 1.5~3年
治療費 1,060,950~1,212,200円
治療に伴うリスク 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

矯正治療費

噛み合わせ相談料 
30分毎
7,700円
噛み合わせ検査・資料採得
・診断料
(所要時間2.5~3時間) 
33,000円
治療前レントゲン撮影
診断料
22,000円
矯正基本料金 825,000円
難易度が上がるため歯が1本
欠損している毎に加算
(親知らず除く)
110,000円
再診調整料 5,500円
治療中・治療後の
レントゲン撮影料
5,500円
術後のリテーナー
(保定装置)片顎
33,000~38,500円

※表示は全て税込み価格です。

※受診者の方の症状によって、金額が前後致します。