075-391-1460

小児歯科

子供のむし歯について

むし歯の原因は、プラークの中に潜む細菌です。この細菌が放出する酸によって、歯が溶けてむし歯になります。特に乳歯は永久歯と比べて歯質が弱いため、むし歯になりやすく、進行しやすいです。

 

 

むし歯にならない為に気をつけるポイント

むし歯は完全に管理できる病気です。規則正しい食生活をし、おやつやジュースをダラダラと摂取しないことが大切です。おやつの時間と回数を決めましょう。そして、必ず一日に2~3回歯を磨きましょう。子供さん自身で磨いた後、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。むし歯のなりやすさを検査し、そのリスクに応じて洗口剤を使用することも有効です。むし歯が一本でもあったらハイリスクですので、早期にむし歯のマネジメントを受けた方が良いでしょう。

むし歯はうつる?

一緒に生活していると、大人から子供へむし歯菌がうつります。 しかし、私たちの体内にも身の回りにも細菌はたくさん存在します。いくら消毒しても細菌がなくなることはありません。細菌と共存するのが本来のあり方です。消毒しすぎて善玉菌まで殺してしまうと、体調を壊してしまいます。善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることが大切です。

むし歯と生活習慣

ダラダラと食事をしたり、間食の回数が多かったりするとお口の中は、むし歯ができやすい環境になります。また、お子様一人では正しい歯磨きは難しいため磨き残しが多くみられると虫歯になりやすいです。おやつの時間を決め、ダラダラ食べさせないことが大切です。またよく咀嚼することも大切です。よく噛むことで唾液がたくさん出て、唾液の中の抗菌物質が細菌を減らしてくれます。保護者の方による仕上げ磨きに加え、歯磨剤の選択にもこだわりましょう。定期的な歯科医院での歯磨き指導とフッ化物塗布を受けるとむし歯になりにくくなると思います。

子供のむし歯予防

歯科で行うケアと、ご自宅で行うケアを組み合わせて対策していくことが重要となります。

 

 

歯科で行うケア

むし歯のなりやすさリスク判定検査(CAMBRA)、定期的な歯科検診、フッ化物塗布、歯磨きの練習を当院では行います。

自宅で行うケア

食後必ず歯を磨き、保護者の方が仕上げ磨きを行なってください。食事とおやつ(ジュースを含む)の時間を決め、ダラダラと食べさせないようにしてください。糖分は、むし歯菌を活性化させるため、過度な摂取を控えることも大切です。

乳歯のむし歯

乳歯は、永久歯に比べ歯質が弱いため、むし歯になると一気に進行します。むし歯かもしれないと思ったら、重症化する前に一度歯科医院を受診してみてください。

虫歯は何歳からなる?

生後6ヶ月頃、最初の乳歯が生えることが多く、その瞬間から虫歯のリスクはあります。特に、仕上げ磨きの十分にできない1~3歳くらいまではむし歯になりやすいです。

むし歯にならない為に

保護者の方の仕上げ磨きとマウスウォッシュの併用が効果的です。おやつの時間を決め、糖分の過度な摂取は控えましょう。その他、むし歯のなりやすさをリスク判定し、それに応じたアドバイスを医院で受けてください。

乳歯の治療方法

子供のむし歯治療も基本的には大人と同じやり方になります。歯科治療に慣れていないお子様には、治療を始める前に口を開ける練習をしたり、器具に実際に触れてもらったりと、治療に協力的になってもらえるまで時間を十分に取ります。無理に治療は進めません。

赤ちゃんの歯について

歯科で行うケアと、ご自宅で行うケアを組み合わせて対策していくことが重要となります。

 

 

赤ちゃんの歯が生える時期・順番

個人差がありますが、生後6ヶ月頃から生え始め、2歳半から3歳くらいで生えそろいます。6ヶ月頃下の前歯(乳中切歯)→10ヶ月頃上の前歯(乳中切歯)→1歳頃上下2本ずつ生えて(乳側切歯)上下で計8本→1歳半頃最初の奥歯が4本生える(第一乳臼歯)→2歳頃前歯と奥歯の間の歯が生える(乳犬歯)→2歳半~3歳頃奥歯(第二乳臼歯)が生え、20本の乳歯が生えそろいます。

生えてこないケース

歯が生えてくるタイミングは、個人差があるため、生えてくるのが遅いこともあります。乳歯の大きさに対して顎の大きさが小さいと、乳歯が生えてこられないこともあります。また先天的に一部の乳歯が欠損していることもあります。

赤ちゃんの歯磨きについて

下の前歯が生えてくる生後6ヶ月くらいから歯磨きを徐々に始めてください。仕上げ磨きにタフトブラシを使うと細かい所まで当てやすいです。

 

 

歯磨きを嫌がらせないコツ

いきなり、歯磨きしようとしても嫌がってできないこともあります。まずは、お口の周りに触れることや歯磨きの姿勢、歯ブラシに慣れることから始めてみてください。同年代の子どもが歯磨きをしている動画を見せることも有効な場合があります。「どう工夫しても子供が仕上げ磨きをさせてくれない」と保護者の方が悩みを訴えられることが多いです。そんな場合は悩みすぎずに相談してください。